はりきゅうの「?」


証(しょう) 

「証」は、「手首の脉(みゃく)」「お腹」など東洋医学的な診察、またその時の「症状」、全身の「>気」の巡り方などから決まっていきます。
お身体全体としての傾向・状態というイメージです。

「証」は、症状の緩和と共に、お身体を元から整える指標(ツボの選び方や施術の方法など)となります。

 

 

以下、
鍼灸で耳にしそうな言葉や、当院の考え方などを、出来るだけシンプルにまとめてみました。
ご興味がありましたらお目通しください。

 

全身調整(お身体全体への施術)

痛みやコリ・女性の諸症状・ストレスに起因する症状などお悩みは色々ですが、
>お身体本来の健やかさを整える」ことを大切にしています。

その為に必要な大事なツボは、お身体全体に配置していることから、全身への施術とさせて頂いています。

気持ちを穏やかにする作用も高く、心もからだもひと息ついてい頂けると思います。

基本の施術は下図の部位周辺です。
合わせて症状への施術を行います。

 

痛みの症状の時に、
例えば、「肩が痛いだけ」「足首を捻挫しただけ」なのに、何故全身への施術なの?と訊かれることがあります。

肩が痛い時は痛い側の背中の筋肉や反対側の腕で、捻挫なら歩き方や立っている時の体重の支え方など、普段とは違う筋肉を使い、痛む場所を守りながら動こうとします。

痛むところ以外にかかかる負担(疲れ)を軽くすることも大切なケアだと考えています。
痛みの強さ・部位によって、調整・ご相談しながら進めます。

 

ツボ

基本のツボ「経穴(けいけつ)」は全身に360余り。
「ツボ」にはそれぞれが持つ「効果」があり、ツボとツボをつなぐ流れを作り全身を巡っています。
その流れは「経絡」といわれます。

生理を整える時に足首のツボを使ったり、のどが痛い時に手のツボを使うなど、
一見関係なさそうな遠い場所のツボを使うことがありますが、>証をはじめ、ツボの効果や >経絡の流れなどを考慮して選んでいきます。
経絡に沿うツボだけでなく、他にもお身体にはツボが沢山存在します。


経絡(けいらく)

ツボは「駅」に例えられ、経絡はそれををつなぐ「線路」の役目があり、お身体全体を巡っています。始発・終点もあれば、乗り換え地点も存在します。乗客は「気」です。

 

「気」と「鍼灸」は
切っても切り離せません。
見えなくても証明できなくても
「存在する」が大前提です
元気、気持ち、気配、気が合う、など
「気」の付く言葉もたくさんありますね。

東洋医学には「気」が全身を巡っていて、これがスムーズに流れていないと「痛み」や「不調」が出るという考え方があります。

鍼灸は、通勤ラッシュや車の渋滞のように「気」が集まりすぎている、逆に閑散として「気」少なすぎるツボや経絡が無いように配分を調整して、お身体が元々持っている「元気」を整えていきます。

 

虚実(きょじつ)

「気」が集まりすぎているのを「実」、少なすぎるのを「虚」と言います。偏ると何かしらの不調が現れるとされます。

 

補瀉(ほしゃ)

「虚」しているところに「気」を増やすことを「補」、「実」しているところからは「気」を減らすことを「瀉」といいます。
ツボの選び方、鍼の刺し方・向き・時間などで補したり瀉したりをします。

 

陰陽(いんよう)

すべてのモノを「陰」か「陽」に分ける考え方です。

「陽」:天(上)・日・男・熱・動・明… 
「陰」:地(下)・月・女・冷・静・暗…
などで「対」の事象が当てはめられます。

 

五行(ごぎょう)

すべてのモノを「5種類」に分ける考え方です。「証」を決めるための指標にもなります。季節、色、感情、などを「木・火・土・金・水」に照らし合わせています。

 

 

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